李克強総理が第10回中国・ASEAN博覧会と中国・ASEANビジネス投資サミットの開幕式に出席し、基調講演を行なった。
第10回中国・ASEAN博覧会と中国・ASEANビジネス投資サミットが広西チワン族自治区南寧市で盛大に開幕した。李克強総理が開幕式に出席し、基調講演を行なった。
李総理は講演で「中国は終始変わらずに平和的発展の道を歩み、地域と世界の繁栄・安定に積極的な貢献を果たす。周辺地域は常に中国外交の重点だ。中国新指導部は近隣国と親しくし、近隣国をパートナーとする近隣外交方針を揺るがず遂行し、中国の発展戦略と周辺各国の発展目標との結合をより主導的に実現し、平和と繁栄を共に享受する運命共同体を効果的に構築する」と表明。
「本地域には安定と発展にマイナスの妨害要素がまだいくつか存在するが、主流ではない。南中国海係争について中国は、直接の当事国が歴史事実と国際法を尊重したうえで協議を行うべきだと一貫して主張している。中国政府は責任を担うし、友好的協議を通じて適切な解決策を探ることを望んでいる。ASEANに対する中国の善隣友好政策は便宜上の措置では断じてなく、長期間堅持する戦略的選択だ」と指摘した。
李総理はまた「中国とASEANは手を携えて非凡な道程を歩み、協力の『黄金の10年』を切り開いた。中国とASEANの経済的結びつきが今日ほど緊密で相互依存的になったことはこれまでなかった。自然な協力パートナーとして、双方はこれまでの事業を受け継ぎ、将来の発展に道を開き、中国・ASEAN戦略パートナーシップをさらに高いレベルへと押し上げ、新たな『ダイヤモンドの10年』を創造すべきだ」と指摘した。
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