習近平国家主席は海南省博鰲(ボアオ)で7日、ボアオ・アジアフォーラム第4回理事会のメンバーと会見した。
習主席は「ボアオ・アジアフォーラムは今や、世界的に重要な影響力を持つ経済フォーラムの1つとなった。中国政府を代表して、フォーラムの成し遂げた業績に祝賀の意を表し、今回の年次総会が成功を収めることを祈る」と述べた。
習主席は「世界経済は今、大きな調整期にある。相対的に見ればアジア諸国の経済発展は良好と言えるが、外部からのマイナス影響を免れるのは難しい。今回の年次総会は「革新・責任・協力:共同発展を求めるアジア」をテーマとし、アジア発展の方向性を示し、アジア発展の命脈に焦点を定めた。各方面の有益な意見を広く吸収し、共通認識を増やすのに役立つだろう。フォーラムがその趣旨をしっかりと守り、アジアと新興国が直面する重要かつ差し迫った課題に焦点を当て、アジアの経済一体化を推進し、振興国の発展に貢献し、平等交流・相互学習・互恵・協力・ウィンウィンを中心とする『ボアオの特色』を形成し、地域の団結・協力の推進、共同発展の促進に向け大きな貢献を果たすことを望んでいる。中国も引き続きフォーラムの発展を支援する」と指摘した。
そして習主席は「中国は『2つの百年(立党100周年と建国100周年)』という奮闘目標を確定した。中国の内外の方針・政策はいずれもこの目標の実現を後押しするものとなる。中国は自国のことに集中して取り組む一方で、世界との関係を的確に処理していく。中国は平和発展、互恵・ウィンウィンの道を堅持する。中国経済の発展は世界にとっても朗報だ。中国の発展は、アジア・世界の平和と発展にとって有利となる--」と強調した。
ボアオ・アジアフォーラムの福田康夫理事長は、習近平主席のフォーラム出席および中国政府のフォーラムへの支援に感謝を示し、「フォーラムの国際的知名度はますます高まり、出席者数も年々増えている。フォーラムはアジア及び世界各地域の経済発展に寄与している」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年4月8日
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