アジア太平洋経済協力会議(APEC)・CEOサミットでの胡錦濤国家主席の基調講演「手を携えて進み、共に未来をつくる」は、アジア太平洋のビジネス界首脳および海外メディアに熱烈な反響を呼び起こした。
人民日報の取材を受けたアジア太平洋のビジネス界首脳は「胡主席の講演は中国経済発の積極的なメッセージを伝えるもので、遠大な見識に基づいており、勇気づけられる内容だ」と次々に表明した。
CEOサミット組織委員会の委員長を務めるマイクロソフトのクレイグ・マンディ最高研究戦略責任者は「未来についての胡主席の考えを聞くことは、われわれの切なる期待だ。胡主席はCEOサミットに何度も出席し、アジア太平洋ビジネス界の交流・対話強化への支持を形にしている。これは理解と相互信頼の強化に役立ち、さらに世界経済の発展にも寄与する」と述べた。
同じく副委員長を務めるフェデックスのマイケル・ダッカーCOOは「胡主席の講演は啓発性に富み、正確で鋭い見解に満ちている。アジア太平洋のビジネス界はみな、中国が多大な進歩と成就を遂げたことをよく理解している。これは経済だけでなく、社会・文化など各分野に現われている。講演は中国の今後の発展の青写真を描き、中国が引き続き成功に向けて努力し、経済成長を達成し続けることを示した。出席者は中国と世界経済の結びつき、世界経済にとっての中国の重大な意義について理解を深めた」と述べた。
カナダ・カールトン大学からの出席者は「数日前の20カ国・地域(G20)首脳会議での胡主席の講演は強く印象に残っている。今日また胡主席の講演を直接拝聴できたことを大変光栄に思っている。どちらの講演も勇気づけられる内容だった。中国首脳の執政理念、中国経済の発展のノウハウはカナダにとって学ぶに値するものだ。中国がアジア太平洋地域の経済統合過程における重要なプレイヤーであることには少しの疑いもない」と述べた。
米紙ワシントン・ポストは胡主席の講演について「中国は活気ある市場と整備され続ける国内商業規格を備え、アジア太平洋の経済成長の原動力になりつつある」と指摘した。
ロイター通信は「胡主席は改革開放の深化を重ねて表明し、新しい世界経済ガバナンス体制は世界の経済構造の変化を反映したものであるべきだと強調した」「欧州経済が深刻な困難に陥る中、中国の率いるアジア経済の急速な成長はグローバル経済の持続的成長にとって極めて重要だ」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年11月14日 |