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政治  
中国は対外援助で自国の特色を堅持、内政干渉はせず

 

最近ネット上で、中国の対外援助政策に対する論評を目にした。新中国の60年来の対外援助政策の変化を、さまざまな視点から読み解くものだ。その中に「中国は対外援助を時代に合わせて変化させ、国際的なスタンダードに合わせるべきだ。内政不干渉の原則を今後も堅持する必要はない。このやり方は冷戦後のグローバル化時代にあっては、もう国際社会の同意を得られなくなっているからだ」と書いている人がいた。(文:ホウ青・国際問題ウォッチャー、「中国新聞網」掲載)

筆者はこのいわゆる「国際社会」が一体誰を指しているのかがわからない。筆者の知る限り、「国際社会」の圧倒的多数を占める発展途上国は中国からの誠実な援助をあまねく歓迎し、支持している。いくつかの国が「中国は援助にいかなる条件も付け加えない」ことに常に触れ、いわゆる独裁政権や非民主的政府に援助を行っていると中国を非難し、対外援助政策で「国際的なスタンダードに合わせる」よう中国に要求しているだけだ。

「国際的なスタンダードに合わせる」にはいくらかの道理はあるようだが、どのような国際的なスタンダードに合わせるのかをはっきりとさせる必要がある。西側の一部の国は毎年大量の対外援助を行っているが、その大部分が被援助国でのいわゆる「民主」や「良いガバナンス」の推進に充てられ、真の人々の生活改善や幸福には少ししか充てられていないことを、われわれは知っている。彼らの要求に従わなかった被援助国は通常、援助の停止という形で懲罰を受ける。西側諸国の言葉では、これがいわゆる「国際規則」なのだ。ならば、やはり急いで「スタンダード」に合わせぬ方が良い。これは、西側諸国が自らの意志を通す力を強化し、自らの利益に資するために設けた不文律にほかならないのだ。

周知の通り、中国は一貫して、無数の友好的な発展途上国に対し、できる限りの範囲内で援助を行っている。率直に言うと、数量の上では中国の対外援助は決して多くはない。援助の数量で、発展途上国である中国と先進国とを比較することはできない。先進国がより多くの援助を行うのは、その尽くすべき責任であり義務なのだ。中国の対外援助の取り組みが良好な政治的・社会的効果を上げている重要な理由の1つは、援助にあたって内政不干渉の原則を常に堅持していることにある。この原則は周恩来総理が1964年にアフリカを訪問した際に定められた。対外援助にあたって中国は数十年来この原則を堅持し、無数の被援助国の政府や国民からプラスの評価を受けてきた。対外援助における内政不干渉の原則の堅持は、第1に、相手に平等に接するという中国の基本的立場の体現である。援助を提供する際にも被援助国の主権を尊重すべきであり、教官面して、相手に自分が劣っているような感覚を与えてはならない。第2に、中国の援助が誠実・無私であることの現われである。援助事業の選択と実施の過程において、中国は常に被援助国の意見や決定を尊重し、事業の行政管理コストをできるだけ引き下げて、被援助国の人々が確かな利益を得られるようにしている。まさにこうであるからこそ、中国の真の友人は国際社会にどんどん増えているのである。(編集NA)

「人民網日本語版」2010年8月6日

 

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