第11期全国人民代表大会(全人代)第3回会議は10日15時、北京・人民大会堂の3階のある「金色ホール」で記者会見を開催し、全人代環境と資源保護委員会の汪光助サ主任委員、国家発展と改革委員会の解振華副主任と環境保護部の張力軍副部長が、省エネ、排出削減、気候変動の対策について記者の質問に答えた。
国家発展改革委員会の解振華副主任は、ロイター通信の質問に対して以下のように述べた。
「オバマ政府は、気候変動対策の面で、以前よりさらに積極的な態度を採っている。米国は最大の先進国として、経済や総合的な実力、技術面で優位を占めており、気候変動対策や率先した排出削減、資金提供、技術移転でもっと多くのことをするべきだ。しかし今の米国の現実は、公約している要求と発展途上国の希望と比較するとかなりの差がある。そのため私たちは、米国がこの方面でより大きな努力を払うことを望んでいる。また米国には立法の面で隔たりや困難があることは知っているが、米国国内の隔たりや困難、積極に措置を採らないという態度を、他の国に転嫁するのはやめてほしい。私たちは気候変動対策の面で、積極に米国と協力を強化したいと考えている」
「チャイナネット」 2010年3月10日
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