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中国共産党、陳良宇の党籍剥奪、公職解任を決定 | | 中国共産党中央政治局会議はこのほど、中国共産党中央紀律検査委員会の「陳良宇の重大な紀律違反問題に関する審査報告」を審議し、陳良宇・前中国共産党上海市委員会書記を党籍剥奪、公職解任処分とし、その犯罪容疑については司法機関に送致し、法に基づき処理することを決定した。
中央紀律検査委員会は中国共産党中央の決定を受け、06年9月から、陳良宇による重大な紀律違反容疑についての調査を進めてきた。この結果、陳良宇は上海市黄浦区区長、共産党市委員会副秘書長、共産党市委員会副書記、副市長、市長代理、市長、共産党市委員会書記、中央政治局委員の在任中に、職権を濫用し、上海市労働社会保障局が規定に違反して巨額の社会保障基金を不法企業主と関係企業に融資することに手を貸し、社会保険基金の安全を損なったこと、不法企業主による国有企業株の購入を手助けし、国有資産に重大な損失をもたらしたこと、プロジェクト認可、資金分配、協力企業決定、土地計画、昇進などにおける職権を利用して他人に便宜を図り、本人またはその家族が多額の財物を収受したこと、職権を利用して私利を図り、親族が経営活動で巨額の不法利益を得ることを手助けしたことなどが判明した。陳良宇の行為は党と政府の紀律に深刻に違反し、国家と人民の利益に重大な損失をもたらし、党のイメージを深刻に損ない、社会にきわめて悪劣な影響をもたらした。
中央政治局会議は「中国共産党章程」「中国共産党紀律処分条例」に基づき、陳良宇を党籍剥奪処分とし、中央委員会全体会議の招集を待ってこれを追認すること、「中華人民共和国公務員法」に基づき、陳良宇を公職解任処分とすること、陳良宇の犯罪容疑については司法機関に送致して法に基づき処理することを決定した。
このほか、上海市第12期人民代表大会常務委員会は24日に第37回会議を開き、「中華人民共和国全国人民代表大会・地方各級人民代表大会選挙法」に基づき、第10期全国人民代表大会における陳良宇の代表資格を剥奪することを決定した。これに先立ち、上海市黄浦区第3期人民代表大会常務委員会も上海市第12期人民代表大会における陳良宇の代表資格を法に基づき剥奪している。
「人民網日本語版」2007年7月27日
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