劉峰岩中央紀律検査委員会副書記は、このほど新華社記者の取材に対し「今年、中央紀律検査委員会監察部は、中央紀律検査委員会第７回総会と国務院第５回廉潔政治活動会議に基づき、指導者や幹部の廉潔に対する自律性を高めるため、次の七つの面を強化する」と述べた。

①指導者や幹部が職権や職務を利用し、商品住宅の売買や住み替え過程において市場価格より明らかに低い価格で住宅を購入すること、廉価な住宅から高価な住宅に住み替えることによって利益を貪ること、貸借の名目で他人の住宅や車を占拠すること、賭博または変形賭博によって財物を集めること、他人の委託を名目に証券などに投資して不正な利益を貪ること、さまざまな手段で本人や配偶者、子女、親類などのために不正な利益を貪ることなどの不正行為を徹底的に是正する。問題の状況に従って処分を行い、犯罪の疑いのある場合は司法機関に移送して法に託す。

②指導者や幹部が規定に反して現金や有価証券、支払証明を受けとったり、贈呈したりすることは引き続き厳しく調査、処分する。

③指導者や幹部の配偶者と子女の就職事情を監督、調査し、登録・報告制度を実行し、現存する問題を是正する。

④各地方の各クラス指導者や幹部の異動における紀律執行に対して引き続き監査を行なう。

⑤関係部門と協力して手当てや補助金を規範化し、その関係規定に反するものを厳しく取り調べる。また、関係部門と協力して地方の党や政府機関と国有企業の北京駐在事務所を整備・規範化する。

⑥さまざまな名目による行事や品評活動の開催を制限する。会議や文書を簡素化させ、会議や公務的接待、出張旅行費用に関する規定を確実に実行する。

⑦浪費を避け、節約を履行する中央の関係規定を確実に執り行う。関係制度を完備し、監督と検査を強化する。党や政府機関のオフィスビル・文化娯楽施設・宿泊施設等の建設を厳しく抑制する。浪費を避け、公金での酒食遊楽を禁止し、考察や外資誘致などを名目に公金で観光したり外国を訪問したりする不正気風を是正する。

「北京週報日本語版」2007年5月9日