太平洋アジア観光協会(PATA)のマリオ・ハーディ最高経営責任者(CEO)は26日に四川省宜賓市で行われた2015年四川国際文化観光節の開幕式で、「2014年から2019年の間に中国を訪れる外国人観光客の年増加率は2.4%に上り、19年の訪中観光客はのべ1億5千万人に達することが予想される」と述べた。新華網が伝えた。
ハーディCEOは、「これは感嘆すべき数字で、中国がアジア・太平洋地域で最も人気のある海外旅行先であることを十二分に物語るものだ」と述べた。同日には米国、フランス、ロシアなど20数カ国・地域からの参加者が、市内の竹の名所・蜀南竹海に集まった。
開幕式では、観光イベント「南のシルクロードを行き、パンダの故郷に遊ぶ‐‐欧州パンダファンの四川にパンダを訪ねる旅」が終了し、海外のパンダファン12人が「四川省観光普及大使」の証書を授与された。ハーディCEOは、「観光は各地の経済成長を推進する重要なブースターになる」と述べた。
四川省は目下、地域観光連盟の設立を通じて、同省の豊かな観光資源の売り込みを進め、「観光強省」の強みを発揮し、四川省を「海外観光客の憧れの地」に育てようとしている。
今回の観光節では「川滇黔渝協会エリア観光連盟推奨会」も行われた。成都市、宜賓市、自貢市、瀘州市、内江市、南充市、広安市、眉山市の8市と投資企業が観光プロジェクト協力合意を締結し、プロジェクトの調印数は24件、契約金額は169億8100万元(約3215億円)に達した。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年8月28日 |