税関総署は8日、今年1~7月の中国の輸出入統計データを発表した。同時期、中国の輸出入総額は前年同期比7.3%減の13兆6300億元(1元は約20円)となった。うち、輸出は0.9%減の7兆7500億元、輸入は14.6%減の5兆8800億元、貿易黒字は1兆8700億元で、前年同期比2倍となった。人民日報が伝えた。
7月を見ると、中国の輸出入総額は前年同期比8.8%減の2兆1200億元となった。うち、輸出は8.9%減の1兆1900億元、輸入は8.6%減の9302億元、貿易黒字は10%減の2630億元。
1~7月、中国の一般貿易輸出は拡大し、輸出入全体に占める割合がやや上昇した。中国の最大の貿易パートナーはEUで、中国-EUの貿易総額は1兆9800億元(7.6%減)と、中国の対外貿易総額の14.5%を占めた。2番目の貿易パートナーは米国で、中米の貿易総額は1兆9200億元(2.7%増)と、中国の対外貿易総額の14.1%を占めた。
同時期、電気機械製品の輸出が増加し、伝統的な労働集約型製品の輸出はやや減少した。原油、食糧、石油精製品など、主な大口商品の輸入量が増加し、砂鉄・石炭の輸入量が減少した。主な輸入商品の価格は軒並み低下した。
税関の調査によると、7月、中国の対外貿易輸出先導指数は34.1ポイントで、6月と比べて0.7ポイント低下、5ヶ月連続の低下となった。第3四半期(7~9月)の輸出圧力が依然として大きいことがわかる。オンライン調査によると、同月、新規輸出受注指数は0.4ポイント低下し35.8ポイントとなったが、輸出担当者指数と輸出担当者信頼感指数はそれぞれ36.6ポイント、42.3ポイントとなり、それぞれ前月比0.1ポイントの小幅上昇となった。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年8月9日 |