外国人観光客、特に中国人観光客の増加に伴い、日本のさまざまなサービスが追いつかないというケースが多発しているため、日本はサービスのクオリティを向上すべく、ニーズに合わせたさまざまな取り組みを実施している。在日華字紙「中文導報」が報じた。
空港のサービス向上へ
今年1-6月、成田空港で、国際線を利用した外国人の数が初めて600万人を超え、前年同期比25%増の約618万人に達した。それに対し、国際線を利用した日本人は12%減って、約611万人となり、初めて外国人の数が日本人を上回った。
訪日外国人観光客の増加に伴い、日本の国際空港は、各サービスの充実を図っており、特に、外国語での交通情報サービスを強化している。
7月30日、成田国際空港は、目的地までの最適なアクセス手段を検索できる交通アクセス情報総合ナビゲーション・デジタルサイネージを設置した。検索結果をスマートフォンに表示させることもできる便利な機能が備わっている。
「手ぶら観光」など便宜性向上へ新たな取り組み
総務省は先月、専門家との懇談会で2016年度から「Suica(スイカ)」や「PASMO(パスモ)」などの乗車カードを訪日客の観光案内に使う取り組みを始めることを決めた。それぞれの言語で目的地への道筋などが示される。
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