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北京が22年冬季五輪の開催権獲得 世界と新たな約束

 

マレーシアの首都クアラルンプールで31日に開かれた国際オリンピック委員会(IOC)第128次総会で、北京が2022年冬季五輪開催地に選ばれ、史上初めて夏と冬のオリンピックを開催する都市となった。オリンピックは東洋文明の古都北京と新たな約束を交わした。

2008年の北京オリンピック、パラリンピック、2014年の南京ユースオリンピック、そして今回決定した冬季オリンピックと、新世紀以降、中国とオリンピックは共に歩みを進め、異なる文明の交流と融合を促してきた。冬季オリンピックの開催地が北京に決まり、まずはIOCの中国に対する信頼と支持に感謝したい。

冬季五輪開催に際し、我々は北京オリンピックの会場資源と人的資源を十分に活用し、世界に独自の冬季五輪を捧げ、オリンピックスポーツの新たな発展を模索し、現在進められている北京・天津・河北地域の協同発展の新たな原動力としなければならない。

冬季五輪は北京市と張家口市の連携で開催されるが、これは中国でのオリンピック精神の発揚とスポーツの社会における多元的な発展が期待できる。冬季五輪の開催は、雪上氷上スポーツに3億人の人々を動員することになり、とりわけ青少年の健康促進、精神の奮起、豊かな生活を増進させることとなり、これはオリンピックの発展がもたらす大きな貢献であり、同時に中国の冬季スポーツの競技水準の向上をもたらすことになる。

「選手中心、持続可能な発展、節約開催」という北京が五輪招致に提示した三大理念はIOCの「オリンピックアジェンダ2020」にも合致するもので、広く賛同を得た。また、冬季五輪の開催を北京・天津・河北地域の協同発展における重要な戦略に位置づけ、経済発展、社会の進歩、エコ構築などと結びつけて一枚の青写真を描き、オリンピックと都市発展の良好な相互作用を促さなければならない。

2022年冬季五輪開催への自信は、繁栄・安定した経済社会環境、そして13億の中国国民のオリンピックスポーツに対する情熱と期待から得られるもので、北京と張家口が備える総合的条件および文化と歴史の奥ゆかしさから得られるものである。

また、我々は競争相手であったアルマイト市に敬意を表さなけれならない。同市のオリンピックスポーツに対する弛まぬ努力は尊重に値する。そして、オリンピックの未来は、参加者全員で共に切り開いていかなければならない。

2022年のオリンピックはこの古の長城と東洋的な春節文化の中で新たな輝きを放つことが期待される。異なる信仰、異なる肌色、異なる民族が一同に会し、オリンピックがもたらす情熱や喜びを分かち合い、今この瞬間から共に新たなオリンピックの伝説を記していこうではないか。(編集IM)

「人民網日本語版」2015年8月2日

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