夏休みになると友達と一緒に「公園」に行くというのはもう昔のこと。今の中国の若者の間では「海外旅行」に行くというのうが主流になりつつある。旅行予約サイト「途牛旅游網」がこのほど発表した「2015上半期中国オンライン海外旅行報告」によると、今年上半期、海外旅行に出かけた「90後」(1990年代生まれ)の人数が3.5倍に増加した。特に、山西省太原市、雲南省昆明市、福建省厦門(アモイ)市などの二線都市の住民の間で海外旅行がブームになっており、前年同期比10倍以上になっている。同期、中国で最も人気の近場の海外旅行先は、日本だった。北京日報が報じた。
15年、中国のオンライン海外旅行市場はどんな新たな変化や動きを見せているのだろう?上半期は、海外旅行市場が引き続き力強い成長を見せ、海外旅行者数が最も多かったのは一線都市の上海や北京だった。現地の消費者の海外旅行消費の習慣が成熟していることと無関係ではないだろう。
上半期、最も人気の旅行先はどこだったのだろう?途牛の統計によると、近場の海外旅行先で最も人気だったのは日本。ここ2年、円安が進んでいることのほか、家電や衣類、カバン類に加えて、酒、食品、化粧品、医薬品なども免税対象となり、「爆買い」する中国人観光客が増加した。
年齢別に見ると、海外旅行の予約者のうち、20-40歳が50%以上を占めている。また、最近、大学を卒業して社会に出始めている「90後」も一定の貯蓄を持つようになり、旅行、特に海外旅行に高い関心を示している。今年上半期、海外旅行に出かけた「90後」の数が前年同期比約350%増となり、今後、海外旅行の中で大きな割合を占めるようになると見込まれている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年7月23日 |