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冷めやらぬ日本観光ブーム 新たな傾向を専門家が解説

 

中国社会科学院日本研究所の趙剛副研究員

急増する観光客数 試される日本の受け入れ能力

訪日外国人観光客の数は増加傾向にあるが、こうした傾向はどれほど続くのか。

趙副研究員は、日本側に十分な受け入れ能力が備わっていれば、このブームはしばらく続くものの、その受け入れ能力はしばし懸念されているとし、「日本は2020年の東京五輪開催時に2000万人の外国人観光客を受け入れる計画があるが、現状からみて、地元住民の正常な生活を保障しつつ、2000万人の観光客に満足のいく『おもてなし』を提供するには多くの課題が残っている」と指摘した。

これに対して伊地知所長は、一部の人気観光地スポットは確かに受け入れ能力の問題が生じており、短期間のうちにハード・ソフトすべての面で改善を図ることは非常に厳しいとの見方を示した。その上で伊地知所長は、二回目、三回目と日本を訪れる観光客は、東京や大阪のような都市ではなく、その他の地方都市にも足を伸ばすことを提案、日本の地方都市にも豊かな観光資源があるため、JNTOとしても今後様々なルートから中国人観光客により全面的な情報発信をしていきたいと語った。

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