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冷めやらぬ日本観光ブーム 新たな傾向を専門家が解説

 

日本政府観光局(JNTO)北京事務所の伊地知英己所長

政策がもたらす好条件と特色ある文化が日本観光ブームを下支え

日本観光はなぜここまで人気なのか。何が中国人観光客を魅了し続けるのか。

この問いに対して伊地知所長はまず、日本政府が進める政策面での好条件を紹介した。昨年11月、日本は外国人観光客に対する免税制度の拡大を図り、ほぼすべての商品を免税対象とし、中国人の購買意欲をかきたてた。次に、「日本は富士山や温泉、旅館、京都の歴史建築物など日本の特色ある魅力的な観光資源が豊富で、これらが多くの中国人を引きつけている」と伊地知所長は紹介した。

中国社会科学院の趙剛副研究員は、「中日関係が冷え込む中、訪日観光ブームは冷めることを知らない。これは中国人の日本人に対する一つの友好的な姿勢の表れであり、彼らが積極的に日本を理解しようとしていることを意味する」と指摘する。「中日両国は文化の面でも非常に似通っており、日本文化に対する親近感や同一感も感じやすい。また、日本の風景や建築物、料理、街の鮮やかな色彩、これらすべてが中国人観光客を引き寄せる重要な要素となっている」と語った。

日本大使館はこれについて、訪日中国人観光客の増加は、日本にとっては経済効果だけでなく、一人でも多くの中国人が直接日本を見て、日本に対する理解を深めることで、日中の国民同士が相互理解を深めることにつながり、長い目で見て日本にとっても中国にとっても大きなメリットになるとの見方を示した。

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