外交部(外務省)ウェブサイトによると、外交部の華春瑩報道官はフィリピン側の求めによる南中国海仲裁裁判の審理が終了したことについて「中国側は受け入れず、参加しない立場を繰り返し明らかにしてきた。中国は強要されるいかなる取り決めも断じて受け入れず、一方的な訴えによる第三者の係争解決方法も断じて受け入れない」と表明した。
――フィリピンの南中国海仲裁裁判が審理を終了したことについて、コメントは。
フィリピンが国連海洋法条約を含む国際法に基づき中国の享受する合法的権利を無視し、中国と繰り返し確認した共通認識および「南中国海における各国の行動宣言」での約束を無視し、一方的に提起した南中国海仲裁手続きについて、中国側は「受け入れず、参加せず」との立場を繰り返し明らかにしてきた。この立場には十分な国際法的根拠がある。具体的には昨年12月に中国外交部の発表した政府の立場文書を参照していただきたい。
中国は仲裁手続きを提起し、推進するフィリピンのいかなるやり方にも反対する。領土主権と海洋権益の問題において、中国は強要されるいかなる取り決めも受け入れず、一方的な訴えによる第三者の係争解決方法も断じて受け入れない。中国はフィリピン側に対して、交渉と協議による係争解決という正しい軌道にできるだけ早く戻るよう促す。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年7月15日 |