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宮崎駿氏「侵略戦争は完全な間違い、反省しなければいけない」

13日、東京郊外にあるスタジオ・ジブリにて外国特派員協会の会見に応じた宮崎駿氏=7月13日

世界的なアニメ映画監督・宮崎駿氏は13日、東京郊外にあるスタジオ・ジブリにて外国特派員協会の会見に応じた。中国新聞社が伝えた。

宮崎氏は質疑応答で、記者から70年前の戦争についてどう思うか質問され、「あの戦争に至る前、どこで止められたんだろうとよく考える。そうすると、だんだん遡っていって、ついに日露戦争、日清戦争に至る。これは結局、東アジアにヨーロッパが来て、大砲で開国を迫ったことによる、"文明の衝突"から始まった。でも、それを言っていると、責任が曖昧になってしまう。やはり、やっていけないことはやっていけいないんだということでしかないんじゃないか。他国を自国のための犠牲にして侵略することは、絶対やってはならない。どんな理由をくっつけても、どんなに美化しても美化しきれない。その原則だけは絶対守るべき。侵略してはいけない 」と述べた。

安倍首相がまもなく発表する戦後70年談話に関して、宮崎氏は「私はあの侵略戦争は完全な間違いで、多大な損害を中国の人々に与えたことについて深く反省していると明言しなければならないと思っている。あらゆる政治と関係なく、この日本は長期に渡る、大陸における愚劣な行為について深く反省しなければいけないと思っている。それを忘れたがっている人がいっぱいいるが、忘れてはいけない」と語った。

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