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中国の職場で見られる「29歳現象」 戸惑い、焦りなどの症状

 

職場で見られる「29歳現象」がこのところ、微博(ウェイボー)や微信(WeChat)のソーシャル機能「モーメンツ(朋友圏)」で話題になっている。29歳までは、青春の「保証期間」に入っているが、29歳以降は保証期間が切れるという訳だ。このため、一念発起して独立し事業を興すことを考えているサラリーマンにとって、実行に移すベストタイミングは、青春の「保証期間」が切れない29歳まで、ということになる。西安晩報が伝えた。

だが、某ネットユーザーは、「馬雲(アリババの創業者)は、29歳当時、大学の教員で、副業で翻訳の仕事をしていた」と、「実力者」の29歳について冷静に分析している。

読者の中で、今まさに「29歳現象」を経験している人はいるだろうか?青春のボーダーラインに立ち、どのような選択をしようとしているのだろう?

〇主症状は戸惑いと焦り

「今の仕事を始めた頃は、毎日がただただ夢中だった。仕事にのめり込み、残業することを全く厭わなかった。30歳が目前に迫った今、仕事上では行き詰まりを感じており、なかなか乗り越えることができない。将来に対する不安や恐怖心がどんどん大きくなっており、今どうすべきか本当に悩んでいる」―王さん(29)はこのほど、「モーメンツ」に、このように投稿した。彼は、4年前から某国有企業で働いている。

有人の多くが、「自分も王さんと同じような境遇にある」と、王さんの投稿にコメントを寄せた。毎日同じことの繰り返しである仕事は、自分自身からじわじわと情熱を奪い、昇進の可能性は極めてあいまい、昇給も大きなものは望めず、1990年代生まれの後輩も、職場にどんどん邁進している。これらの問題が、30歳を目前にした多くのサラリーマンに押し寄せ、彼らは焦りを募らせている。このような心理状態が「29歳現象」と呼ばれるものだ。

安定した生活を優先させて、今の仕事を続けるか。それとも、思い切って辞職して、創業という一大勝負に出るか。当面は学習と経験を積み重ね、チャンスが来るのをじっと待つか。あるいは、平凡な人生に甘んじ、楽な道を歩み続けるのか。

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