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中国 AIIB総裁候補に金立群氏を擁立

外交部(外務省)は6日、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の総裁選出プロセスに基づき、中国が金立群氏を初代総裁候補として正式に擁立したことを明らかにした。「北京商報」が伝えた。

金氏の擁立は外部のこれまでの予想と一致する。財政部(財務省)の関係者は、「金氏は政府部門、国際機関、民間部門での指導や管理の経験が豊富で、財政部門において高く評価される人物。また金氏は現在、AIIB多国間臨時事務局の事務局長を務めており、AIIB創設準備で極めて重要な役割を果たしてきた。金氏がAIIB総裁候補に擁立されたことは実力に名声が見合ったことといえる」と話す。

中国国際経済交流センターコンサルティング研究部の王軍副部長も、「金氏は米国や日本が呈する疑問やメンバー国間の利益のバランスなどの問題についても、氏ならではの経験と方法を備えており、難題を解く超絶技巧の持ち主だ」と話す。

公表された資料によると、金氏は1949年8月に江蘇省常熟市に生まれ、北京外国語学院の大学院を修了し、1980年に財政部に入り世界銀行に派遣された。その後、同部世界銀行司司長、同部部長助理(部長補佐)、同部副部長、アジア開発銀行筆頭格副総裁、中国投資有限責任公司幹事長、中国国際金融有限公司董事長(会長)などの要職を歴任した。

「アジアインフラ投資銀行協定」に基づいて可決された総裁選出プロセスの規定はこうだ。創設メンバー国は2015年7月31日までに候補者を擁立し、8月下旬に行われる第6回首席交渉代表会議で候補者を確定する。AIIBが正式に発足した後、第1回理事会で「協定」の関連規定を踏まえ、選挙を行って初代総裁を選ぶ。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年7月7日

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