オバマ米大統領は24日午後、第7回中米戦略・経済対話と第6回中米人的・文化交流ハイレベル協議に出席した習近平国家主席の特別代表、劉延東副総理、汪洋副総理、楊潔チ国務委員らとホワイトハウスで会見した。2日間の対話と協議で、中米双方は戦略分野で100件余り、経済分野で70件余り、人・文化分野で119件余り、計300件近くの成果を挙げた。新京報が伝えた。
楊国務委員は「戦略対話で双方は対テロ、不拡散、取締りと反腐敗、宇宙、科学技術、税関、衛生、農業、林業、交通、地方など広範な分野で交流・協力を強化し、両国民に一層の確かな利益をもたらすことで合意した。双方は習主席の今年9月の公式訪米は重大な意義を持ち、訪米の申し分のない成功を確保することは中米両国に利益に合致し、双方は緊密に協力し、準備作業を真剣に成し遂げるべきだとの認識で一致した」と表明した。
中国側は国家の領土主権と海洋権益を断固として守ると同時に、直接の当事国との対話と交渉を通じた係争の平和的解決に引き続き尽力することを重ねて表明した。南中国海の航行の自由は保証されており、中国側は米側が客観的で公平妥当な立場を取り、地域の平和と安定を維持することを希望する。
サイバー問題で中国側は「中国政府はいかなる形のハッカー行為にも断固として反対し、取り締っている。相互尊重、平等互恵を基礎にサイバーセキュリティー問題で米側と協力したい。中国側は米側が事実を尊重し、中国側と同じ方向に向かい、両国のサイバー関係の改善を推進することを希望する」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年6月26日 |