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中国、嘘のニュース6割が微博発

中国社会科学院新聞・伝播研究所が24日、北京で「ニューメディア青書:中国ニューメディア発展報告No.6(2015)」を発表。嘘のニュースの約6割が微博(ウェイボー)発であることが明らかになった。一方、微信(WeChat)においては、1週間のうち、嘘のニュースが最も多いのは、火曜日。また、微信発の嘘のニュースは7%にとどまっているものの、封鎖された環境で、嘘を訂正する能力に欠けているため、微博に比べると、デマの根絶が難しいという。

同研究所は6年連続で「中国ニューメディア発展報告」を発表している。

同報告によると、世界的に見ると、ニューメディアはアジアに中心を移して発展している。2014年末の時点で、中国のインターネットユーザーは6億4900万人と、世界総数の21.6%を占めている。

インターネットは、中国人の生活スタイルを変えたものの、大量の情報が出回り、そこに、偽情報が入り混じるようになっていることで、デマがインターネットのマイナスの要素となり、社会不安にもつながっている。同報告は、注目されている微博や微信上の偽情報、ネット上のデマなどの分析を行っている。

同青書のサブ報告「ニューメディア時代の『嘘のニュース』の現象と対策研究」は、14年に広く伝わった典型的な嘘のニュース92本をさまざまな角度から分析し、嘘のニュースの59%が微博発であるとの結論を下している。

研究者は、微博のプラットホームは開放的で、公に情報交換ができる。そして、誰でもそこに情報を投稿できるため、嘘のニュースの情報源となってしまっていると見ている。

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