日本のメディアが伝えたところによると、2015年1~4月に日本のダイヤおよび金の累計輸出額は過去最高を更新したという。興味深いのは、日本はダイヤをほとんど生産しないため、輸出されたものの大部分が中古ダイヤだったという点だ。日本人は1980年代のバブル経済時代に世界中の金とダイヤを買いあさった。この眠っていた財産が、今では中国やインドなどのアジア諸国に流れているのだ、日本はアジアの宝石および貴金属の供給源になりつつある。
日本の貿易統計によると、4月のダイヤ輸出額は3億5千万円で、前年同月の1.6倍にあたる。1~4月の累計は30億1千万円で、前年同期の11億6千万円を大幅に上回り、過去最高の水準に達した。金の輸出額も前年同期の約2.2倍に増加した。
▽円安が加速 日本人は生活のためダイヤを投げ売り!?
円安の加速にともない、日本の街角には大きな変化がみられるようになった。たとえば東京などの大都市の商店街に宝石や貴金属を買い取る店が次々にオープンしているのだ。報道によると、日本がバブル経済時代に世界中から買いあさったダイヤは、中古品ではあるが、カラット数は大きく透明度は高く、海外では非常に人気がある。
日本はダイヤ生産国ではないが、ダイヤ輸出国になっている。このようになった根本的な原因は、日本国民が生活のためにダイヤを売って換金せざるを得ない状況に追いやられていることにある。安倍政権が円安政策をうち出した後、日本国民は宝石などの資産を投げ売りするようになり、海外の投資家からみればこれはまたとない投資チャンスであり、当然見過ごすことはできない。
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