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TPP交渉は「立ち往生」か? TPA可決がカギ

 

▽TPP交渉は妥結できないのか?

次回の投票でTPAが可決されれば、TPPの交渉代表は数週間のうちにも世界の40%をカバーするこの経済合意を妥結させるとの分析がある。事態はオバマ大統領が期待するような方向に向かうだろうか。

米国営放送局のボイス・オブ・アメリカ(VOA)は、「12日の投票結果からわかるように、TPPへの道が通ることはない」と分析し、「ニューヨークタイムズ」などは、「環大西洋貿易投資パートナーシップ(TTIP)にも波及する」との見方を示す。

袁研究員は、「TPP交渉には『見切り発車』の可能性もあるが、絶対ではない。現在、TPAは議会でプロセスの半分を超えた、あるいは半分にも到達していない可能性もある。実際、議会でのTPA法案をめぐる交渉と国外でのTPP交渉がいつも『お互いに様子見』をしている。議会が法案を可決すれば国外での交渉が妥結に至る可能性があり、その逆も又しかりだ。今必要なことは少なくともどちらかがまとまることだ」と話す。

「ウォール・ストリート・ジャーナル」の分析によると、現在、TPP交渉メンバーの多くがTPA法案成立の見通しに注目し、一連の敏感な問題で早くから大きな譲歩をすることを避けている。TPA法案成立プロセスが頓挫した場合、TPP交渉メンバーには米国政府と駆け引きする余地が生まれるともいえる。

また、TPPは米国のアジアにおける主導的地位や世界における布陣に関わるものだとの分析もある。米インターネット新聞「ハフィントン・ポスト」は、「TPPは米国がアジア・太平洋での経済的影響力を維持するための『ルールブック』だ。だが『ゼロサムゲーム』をやめなければ、米国は二進も三進もいかなくなる」と報じる。

TPP交渉の行方はまだ見通せない。

袁研究員は、「米日間には経済交渉において非常に大きな懸隔があるが、最終的には政治的な思惑から交渉は妥結する可能性がある」と予測する。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年6月18日

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