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中国、自動車生産・販売が低成長期に突入か


  中国汽車(自動車)工業協会の最新統計によると、5月の自動車の生産台数は前月比5.6%減の196万4200台、販売台数は前月比4.6%減の190万3800台だった。前年同期と比べても、それぞれ0.6%減、0.4%減だった。一方、1-5月期、自動車の生産台数は前年同期比3.2%増の1024万4400台、販売台数は前年同期比2.1%増の1004万6200台だった。しかし、増加幅は前年同期と比べて、それぞれ6.2ポイント、6.9ポイント縮小した。同協会の姚傑・副秘書長は、「自動車の生産・販売台数の増加速度が鈍化していることは、政府が唱える『新常態(ニューノーマル)』と一致している。中国の自動車工業は、低成長期に入った」との見方を示している。中国経済網が報じた。

5月、乗用車の生産台数と販売台数は、前月と比べると減少したものの、前年同月と比べると増加した。しかし、その増加幅は縮小している。同月、乗用車の生産台数は前月比4.4%減の167万6900台、販売台数は前月比3.6%減の160万9300台だった。昨年同期と比べると、それぞれ1.7%増、1.2%増だった。増加幅は、それぞれ14.5ポイントと12.7ポイント縮小した。

中国ブランドの販売が前月下回る シェアは拡大

中国ブランドの乗用車のシェアは上昇を続けている。同月、中国ブランドの乗用車の販売台数は前月比7.77%減、前年同期比8.20%増の63万3100台だった。乗用車の販売台数の39.34%を占めており、同数字は前年同期と比べると2.6ポイント上昇した。1-5月期、中国ブランドの乗用車の販売台数は前年同期比17.25%増の361万2800台だった。乗用車の販売台数の42.09%を占めており、同数字は前年同期と比べると3.9ポイント上昇した。

上位10メーカーに販売台数の9割が集中

1-5月期、自動車販売台数が多かった上位10メーカーの販売台数は合わせて902万9000台だった。前年同期比2.3%増で、業界全体の成長を0.2ポイント上回った。同10メーカーで自動車販売台数の 89.9%を占めている。同数字も前年同期と比べると0.1ポイント上昇した。

業界の費用対効果指数は悪化

1-4月期、自動車工業重点企業(集団)の営業収益は合わせて前年同期比0.13%減の1兆101億7200万元(約20兆2034億円)だった。プラス成長だった1-3月期から、マイナス成長へと移った。税引前利益は前年同期比12.84%減の計1689億6500元(約3兆3793億円)だった。縮小幅は1-3月期より10.81ポイント拡大した。(編集KN)

「人民網日本語版」2015年6月11日

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