多国家間開発機構の「ホープ」として、中国が発起して設立されたアジアインフラ投資銀行(AIIB)は、順調な滑り出しを見せている。今のところ、参加を表明した57カ国が、創設メンバー国として、「AIIB規定」に合意、今年6月末に調印式が執り行われる。その後、各メンバー国は、国内での認可手続きを進め、規定に則った数の国家が批准した後、年末には正式にAIIB創立となる。
アジア開発銀行(ADB)の中尾武彦・総裁はかつて、「ADBとAIIBは協力関係を築くべきで、敵対する関係はあり得ない。中国はADBにとって大変重要なパートナーであり、AIIBとの協力を通じて、アジアに大いに利益となることを成し得る」と述べた。
楼財務部長は、「中日両国は、グローバル大国かつアジア協力を推し進めるエンジンとして、アジアおよび周辺各国の経済発展を促し、グローバル経済管理を改善する分野で、大きな役割を果たさなければならない。中日関係に改善の兆しが見えはじめるという有利な状況のもと、双方は、より大きな誠意、将来的展望、開拓精神でもって、相互信頼と財政金融実務協力の成果を蓄積し、中日関係の改善にプラスのエネルギーを注ぎ続けるよう、努力を怠ってはならない」と述べた。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年6月12日 |