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中国版「グリーンカード」の申請条件緩和 雇用機関の範囲拡大

 

永住権を取得した外国人は、投資や不動産購入、免許証申請、子女の学校入学などの面で中国国民と同様の権利を有することになる。

2013年末の段階で、中国永住権を取得した外国人は計約5000人で、中国に居住する外国人は60万人を超えている。長年、中国永住権は世界で最も申請が難しい「グリーンカード」の1つと言われている。

ある公安部の幹部によると、この数年間、中国の永住権政策は中国がより多くの海外人材を引きつけるために必要な外国人のニーズをまだまだ満足させられていないという。中国関連部門は科学研究開発分野で教育レベルが高く、仕事が安定していて、優秀な外国人を取り込むために申請のハードルを低くする条例草案を研究している。公安部は声明の中で、「今回の措置は、海外在住中国人を含め、より多くの高度人材の外国人を引きつけるだろう」と述べている。

昨年9月、李克強国務院総理は人民大会堂で2014年に中国政府の「友誼賞」を獲得した外国人専門家や家族と会見した。当時、李総理は中国の改革の全面的深化の重要性は各分野の人材の創業革新や創造エネルギーを解放させ、国内外の人材の才能を発揮させる空間を開拓することだと指摘した。中国政府は今後も引き続き行政のスリム化と権限移譲、委譲と管理の連携を推進し、透明で予測可能な制度環境を構築・公開し、市場の法則や国際ルールに基づいた業務を行うことで、外国人が中国永住権をより簡単に取得し、中国で教育や研究を行い、投資や創業がより便利になり、著作権が保護されるようにしていく。

北京のインターナショナルスクールの英語教師は、「新しい措置が実施されれば、中国永住権を取得できる外国人が増えるだろう。これらの人々は、中国永住権の取得によって、銀行口座の開設や、免許証の取得、不動産の購入などで、より多くの便利を享受することができるはずだ」と語った。(編集MZ)

「人民網日本語版」2015年6月10日

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