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中日両国がタイ鉄道事業をめぐり火花

2)「東南線」=カンチャナブリーバンコクーサケオ複線狭軌鉄道

同プロジェクトで日本が担当する区間は、総距離574キロメートル、タイ・ミャンマー、タイ・カンボジア国境を東西に貫通、主要港湾や工業地帯とつながる。現有の単線鉄道を複線化する計画で、新規敷設ではなく、もちろん高速鉄道ではない。

3)「東北線」=タイ東北部を東西に走る路線

タイ・日本の両国は、今のところ、フィージビリティスタディー段階にある。タークを始点に、ピサヌロークとコーンケンを経由し、ムクダーハーンに至る同ラインは、総距離約718キロメートル。

〇中国―タイ鉄道協力:「汎アジア鉄道網」の重要構成要素となる可能性

現在進行中の中国-タイ鉄道協力プロジェクトはいずれも、複線鉄道の敷設で、高速鉄道プロジェクトは皆無。バンコク-ケーンコイ線、ケーンコイ-ナコンラチャシマ(コラート)線、ケーンコイ-マプタプット線、ナコンラチャシマ-ノンカイ線の4路線だ。これら4路線は、「人」の字のような形を作り、南北に長い国土のバンコク以北を横断する。

中国-タイ鉄道協力プロジェクトは時速約180キロメートルで、国内の特快列車と動車組(新幹線型車両)との間の速さとなる。4路線の総距離は約870キロメートル。幾度かの協議を経て、プロジェクト全体の業務請負という形式を協力枠組みの原則として、両国はほぼ合意に達した。だが、さらに今後、貸付金利や建設コストなどの問題について詰める必要がある。

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