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対日輸入拡大の最適なタイミング到来 リスクに注意

▽リスクに警戒し冷静な分析を

高主管は、「円安は日本の輸出にプラスだが、輸入にはマイナスだ。これと同時に、円安が中国を含む他国の対日輸出企業に一定の圧力をかけることになり、対日輸入企業には一定のメリットをもたらすことになる」と話す。

韓国連合ニュース社の報道が先月28日に伝えたところによると、韓国の輸出企業は半数以上が円安によって損失を被り、70%が円安のため苦境に陥っている。特に鉄鋼、石油化学、機械、飲食品、自動車・自動車部品、造船などの分野が低迷しているという。梁所長は、「同じく第3国の輸出市場に向き合った場合、今は日本企業の競争力が中国企業を上回る。輸出入事業に従事する企業にとってみれば、為替相場の変動は、特に双方向の変動は両刃の剣であり、制御不可能なものだ。企業が変動を仕方ないと考えるのは正常な反応だが、企業が精密な分析を行い、慎重な動きをすれば、こうした状況中からも一連のヒントを見いだすことは可能で、リスクに対抗する方法を見つけだすことも可能だし、企業の発展の方向性を調整することもできる」と話す。

梁所長は、「まず、対外輸出に従事する企業はいかなる状況にあってもリスクの変動を回避する意識をもつべきであり、投機を行おうという気持ちをもってはならない。契約条項に調印する際、双方は契約の中にこの点を明記しておく必要がある。また一部の国の通貨の値下がりは実際にはある程度予想されたことであり、円も同じことだ。円は単方向に変動するという特徴を多分にみせており、これは日本が進める経済政策と密接な関連がある」と指摘する。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年6月3日

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