中国商務部(省)は15日に定例記者会見を開き、2015年4月の対外貿易状況を発表した。沈丹陽報道官は、「多くのマイナス要因の影響によって、4月の輸出入額は前年同期比で10.9%減少したが、黒字額は85.2%増加した」と発表した。中国経済網が伝えた。
税関の統計データによると、2015年4月の全国輸出入総額は、前年同期比10.9%減の1兆9600億元(1元は約20円)となった。そのうち輸出額は6.2%減の1兆800億元、輸入額は16.1%減の8700億元、貿易黒字は85.2%増の2102億元。ドル建てで計算すると、4月の全国輸出入総額は11.1%減の3185億ドルに達した。そのうち輸出額は6.4%減の1763億ドル、輸入額は16.2%増の1422億ドル、貿易黒字は82.9%増の341億ドル。
米国や一部のアジア太平洋地域に対する中国の輸出額は増え続けているが、BRICS諸国からの輸入額の減少幅は拡大している。輸出額は対米が3.4%、対台湾が5.2%、対タイが3.2%、対オーストラリアが3%、対ベトナムが1.9%、それぞれ増加した。元高などの影響を受けて、対日本輸出額は12.9%減、対EUは10.1%減となった。輸入額は、南アフリカが37.2%、ブラジルが25.3%、ロシアが22.3%、インドが21.4%、それぞれ減少した。(編集JZ)
「人民網日本語版」2015年5月31日 |