中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は27日の定例記者会見で「中国は平和的発展路線を堅持し、防御的国防政策を遂行すると同時に、経済発展水準に見合う国防力を整備する」と表明した。
――日本の菅義偉・内閣官房長官は中国側の発表した軍事戦略白書の「海上の軍事闘争と軍事闘争への備え」を際立たせた内容について、「どうあろうとも武力を用いることは避けなければならない」としたうえで、「日本は戦後70年間平和国家として全世界から高く評価されてきた」と述べた。これについてコメントは。
近代以降、中華民族は列強による長期の侵略と虐げに遭ってきた。中国人民の当時の痛ましい歴史は記憶に新しい。われわれは平和の貴さを最も理解している。われわれは平和を大切にし、戦争に反対し、平和的発展路線を堅持し、防御的国防政策を遂行している。それと同時に歴史の教訓は、国家の安全維持の必要性、経済発展水準と見合う国防力を整備し、いかなる国が中国の主権と領土の一体性を侵害することも断じて許してはならないことを告げている。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年5月28日 |