外交部(外務省)の25日の定例記者会見で、華春瑩報道官が質問に答えた。
――ラッセル国務次官補ら米高官はこのほど、南中国海における中国の行為を紛争の公平な解決と航行の自由の原則への挑戦であるとして、米海軍がこうした原則を守る必要性を指摘。米海軍の艦艇や航空機は国際海空域の航行と飛行の権利を引き続き十分に行使するとした。これについてコメントは。
南中国海における国際法に基づく各国の航行と飛行の自由には長年何ら問題はなく、将来も問題はない。中国は南中国海の航行と飛行および安全を一貫して重視し、守っている。だが航行と飛行の自由は外国の軍艦、軍用機が国際法に違反し、他国の合法的権利および航空と航行の安全を無視して良いという意味では断じてない。中国側の島や礁に対する米軍機の接近偵察は、誤った判断や海空の不測の事態を招く可能性が高く、非常に危険かつ無責任だ。中国側は米側のこうした挑発行為に断固反対であり、すでに米側に厳正な申し入れをした。
国家の主権と領土の一体性を守る中国側の意志は揺るぎない。われわれは米側に対して、過ちを正し、理性を保ち、無責任な言動を止めるよう促す。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年5月26日 |