今回の日本各界3000人余りの訪中によって、日中友好の推進、両国関係の改善を望む日本の民間の声が再びはっきりと示された。その一方で、釣魚島(日本名・尖閣諸島)や歴史などの問題における日本右翼勢力の誤った言動のために、両国の民間交流がマイナス要因に直面し、正しい歴史認識を欠く人が日本にいることにも目を向ける必要がある。
1970年代の中日国交正常化から昨年の4つの原則的共通認識までの歴史は、指導者の勇気、知恵、決断が両国関係の改善と発展に鍵となる役割を発揮することを繰り返し証明している。現在の情勢下では、積極的な行動をし、中日間の4つの基本文書を基礎に、中日友好の民間の基礎を打ち固め、善隣友好協力を推し進めることがとりわけ必要だ。中国側はそう語り、そう行動してもいる。日本側の指導者は大きな趨勢、人心の向かうところに順応し、侵略の歴史を歪曲・美化する言動を止め、実際の行動によって両国の民間交流に良好な雰囲気を醸成し、中日関係の改善・発展における障害を取り除くべきだ。
中日友好は両国にとってプラスであるだけでなく、アジアと世界にとってもプラスだ。今年は世界反ファシズム戦争ならびに中国人民抗日戦争勝利70周年だ。歴史を銘記するのは、未来を切り開くためだ。戦争を忘れないのは、平和を守るためだ。両国各界、特に若い世代は手を携えて努力し、中日友好の民間の基礎を打ち固めるべきだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年5月25日 |