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故宮、実名制による入場券販売へ 6月13日から

 

〇保障:来場者の流れをスムーズにする3つの「防衛線」

これまでの統計によると、故宮を訪れる観光客は、「五一(メーデー)」連休、「十一(国慶節)」連休および夏休みに集中している。特に、「十一」連休中の1日あたり来場者数は、延べ18万2千人と、過去最高をマークした。

昨年、1日の来場者が延べ8万人を上回った日が42日あった。今年の情勢から、1日あたり来場者が8万人以上となる日数はさらに増えると見られる。

1日あたり「延べ8万人」の警戒線をいかにして死守するのか?単院長は次の通り話した。

2011年「十一」連休中に、初めて8万人の入場制限を施行したが、結果は失敗に終わった。その原因は主に、多くの観光客が午門広場の入場券販売窓口に集中したため、門を開けて入場させざるを得なかったことにある。この時の教訓から、今年は、来場者が1カ所に過度に集中しないように「3つの防衛線」を張り、流れをスムーズにする。

故宮は、来場者のピーク期には、天安門管理委員会や東城区など各部門と提携し、武装警察・保安・社会安全保障のマンパワーを動員、天安門広場・故宮端門・午門の入場券販売窓口に3つの「防衛線」を設けて観光客の過度集中を抑止する。また、観光客が並ぶだけ並んで徒労に終わることのないよう、「チケット残数」を知らせる掲示板を設置する。

午前中に制限枚数の8万枚があっという間に完売するといった事態が起こらないよう、ピーク期には、故宮は各旅行社と協力して、午後にも来場者を受け入れられるよう調整する。また、来場者総数に占めるツアー客の割合を50%とする。

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