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医療観光で韓国訪問の中国人が4年で10倍 消費額1人19万円

 

韓国で増える医療訴訟

しかし、医療観光市場の拡大の一方で、クオリティに対する不満や訴訟などのトラブルなども、メディアで度々報じられるようになっている。

李学部長は、「韓国では近年、美容整形やその他の医療観光プロジェクトをめぐって、外国人が訴訟を起こすなどのトラブルが増加している」と指摘。「聞いていた情報と違うという問題や言語の問題などが原因で、トラブルが多発し、韓国の美容整形業界全体のイメージが損なわれている。韓国は現在、外国人旅行者の権利を守り、さらに整った医療サービス、美容サービスを提供できるようさまざまな方法を試している」と語った。

そんな中、韓国観光公社(KTO)は、管制塔のような役割を果たしており、最近は、医療観光を目的に訪問した旅行客を対象にした保険サービス(Safety Insurance)も打ち出した。正規の医療機関で同保険に加入すると、治療の過程でトラブルが発生した際、韓国の関連の機構から相応の保証を受けることができる。

李学部長は、「海外で医療を受ける旅行客や患者は、必ず正規機関を通して問い合わせ、事前に契約を交わして、双方の権利と義務を明確にしておかなければならない。そうしておけば、医療ミスやトラブルが発生した際に、患者は自国の代理機構と海外の病院両方を相手に、法律に基づいて賠償を求めることができる」と提案している。

また、「現在、医療観光に携わっている業者の水準に大きな差があることを、韓国政府や関連の機構は重視し、現状の改善に力を入れなければならない。従来型の観光分野には近年、一部の地方における過度の観光資源開発や収益モデルの単一化などの課題が発生している。ハイテク要素を含んでいたり、利益率の高い新たな観光商品を発掘しサポートするというのが、中国と韓国の今後の課題」との見方を示した。(編集KN)

「人民網日本語版」2015年5月18日

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