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両国関係の転換とアップグレードを促す李克強総理のブラジル訪問

 

「スーパーセールスマン」と呼ばれる国務院の李克強総理が18日、ブラジルを訪問する。ブラジルのルセフ大統領は近日、中国メディアの取材を受け、今回の重要訪問に対する期待を語った。貿易や投資、科学技術協力、金融協力、BRICS体制、アジアインフラ投資銀行(AIIB)など多岐にわたる。経済の衰退圧力に直面するブラジル政府にとって、中国の総理の来訪はまさに渡りに船と言える。中国側は現在、生産力や設備製造での国際協力を推進しており、ブラジル側は投資拡大で工業のアップグレードを実現しようとしている。中国とブラジルが需要と供給の新たな連結を実現できるかは、今回の重要訪問に対する最大の注目点となっている。(文:周志偉・中国社会科学院中南米研究所ブラジル研究センター執行センター長。人民網掲載)

貿易分野では、中国・ブラジル両国は、新たな需給関係を構築する必要がある。中国経済の減速と国際大口商品価格の下落に伴い、両国の貿易額は昨年、7%の減少となった。貿易額のマイナス成長は1999年以来、2回目となる(2012年は3%のマイナス成長)。今年1月から4月までの貿易額も昨年同期からさらに19%落ち込んでいる。このうちブラジルの対中輸出の下げ幅は32%にも達した。ここ10年は一次産品の需給が中心だった両国の貿易は大きな試練に直面している。李総理の今回のブラジル訪問期間中、両国は、ブラジル産牛肉の対中輸出の解禁で正式に合意することになっている。だが両国貿易の回復は短期的には難しいと考えられる。とりわけブラジルの対中貿易赤字の局面はこれから数年も継続すると見られる。対中輸出の拡大が見込まれる商品の種類として、ブラジルは、コーヒー輸出の拡大や農産品加工輸出の推進、サービス貿易の増加などの案を打ち出しているが、政策が実施されてから市場に伝わるまでにはまだ時間がかかりそうだ。ルセフ大統領が取材で話題とした自由貿易問題については、現状においてはまだ条件が成熟していない。

貿易と比べると、両国は投資分野で良好な協力の局面を迎えている。まずブラジル経済はこれまで、投資率が低すぎるという問題を抱えていた。とりわけここ数年、国際市場の流動性が縮小する中で、ブラジルの外資への需要は高まりを見せている。次に中国の生産力と設備の「走出去」(海外展開)戦略は、中国とブラジルの両国の産業協力にチャンスをもたらしており、両国はインフラや製造業の分野で、資金と技術の需給の連結を実現する条件を備えている。さらに中国と中南米全体との協力体制においては、エネルギー資源・インフラ建設・農業・製造業・科学技術革新・情報技術の6つの協力分野が確定された。とりわけインフラ建設は優先とされ、太平洋と大西洋を結ぶ両洋鉄道などのインフラプロジェクトのひな形となる枠組みも決まっている。ルセフ大統領は取材に対し、ブラジルの高速鉄道建設への中国側の参加を歓迎する立場を示した。このため中国の対ブラジル投資はインフラ分野で大きく増加すると予想される。ブラジルメディアの予測によると、今回の李総理の訪問期間中、両国は60件近くの投資協定に調印し、投資額は530億ドルに達するという。これが実現すれば、今年年初の中国中南米協力フォーラムで打ち出された「貿易と投資をダブルエンジンとする」という目標はブラジルでまず具体化することとなる。

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