中国国家衛生・計画出産委員会応急管理弁公室の張国新担当官は6日、中国政府がネパールに派遣した医療隊の活動状況について発表した。現時点での大まかな統計によると、中国の3つの医療隊は現地で2600人以上の負傷者の巡回診療を行ったほか、約1100人の負傷者の応急治療や243件の手術を行った。また、保健衛生や防疫活動面では、ネパール政府の衛生部門と協力して、震災後の衛生環境のリスク評価を行ったほか、震災後の伝染病に対応する技術案の制定にも協力し、すでに一部の技術案が完成しているという。また、医療隊は重点地域、特に感染症が発生する潜在的リスクのある地域へ赴き、避難場所や死体が埋まっている廃墟などを徹底的に調査した。
国家衛生・計画出産委員会はネパール大地震の発生後2日目に中国政府の第1陣医療隊を結成し、先月29日に医療防疫隊をネパールに派遣した。前者は救援を主に行い、後者は防疫活動を主に行った。このほか、ネパールには計17人からなる中国の医療隊が常駐しており、地震が発生した当日、救援活動に従事した。今月6日に、ネパールでの救援活動が10日目を迎えたこれら中国の医療隊は、現在もネパール政府と力を合わせて救援活動に当たっている。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年5月7日 |