■「良識ある人は団結して、歴史を否定し戦争を繰り返す企てを阻止すべき」
中露が一連の記念行事を始動する中、第2次大戦の最終結論に挑戦するいくつかの雑音が国際的に聞かれる。「昨年来、こうした雑音は特に大きくなっている。欧州ではソ連軍のベルリン制圧はドイツに対する侵略だというようなばかげた言論まで聞かれる。アジアでは、安倍氏に代表される日本のいくつかの為政者が、日本軍国主義の侵略の歴史を認めることを拒み、隠蔽を企てている」と、中国国際問題研究基金会の于振起副理事長は述べた。
日本の安倍晋三首相は1週間前、侵略の歴史を直視するよう求める各界の声を引き続き無視して、訪米中に第2次大戦時の日本の罪責を語ることを避け、日本軍の残虐行為をうやむやにした。とりわけ注目された米議会での演説でも、侵略の歴史と「慰安婦」問題についての謝罪を拒絶した。日本の村山富市元首相は、安倍氏の演説について「(歴史認識を)オブラートに包んでおり、歴史を隠蔽するつもりだとの印象を人々に与え、かえって外界の不信を募らせた」との認識を示した。
中国国際戦略学会の王海運上級顧問は「日本には第2次大戦の歴史を否定し、中国の戦場が人類に果たした重大な貢献を否定する勢力が確かにある。これは東アジアの平和的発展にとって脅威であり、戦後国際秩序に対する挑戦だ」と指摘。良識ある人々に対して、第2次大戦の歴史を否定し、戦争を繰り返す企てを阻止すべく団結するよう呼びかけた。
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