習近平国家主席は23日にジャカルタでジンバブエのムガベ大統領、イランのロウハニ大統領、カンボジアのフン・セン首相と会談した。

　習主席はムガベ大統領との会談で「双方は上層部交流を緊密化し、両国の伝統的友好を揺るぎないものにし、各共通認識をしっかりと実行に移す必要がある。中国側は経済発展と民生改善に向けたジンバブエ側の努力を支持し、互恵的な資金調達ルートをジンバブエ側と検討するよう中国の企業や金融機関を引き続き後押しし、ジンバブエの国家経済・国民生活分野のインフラ整備を融資面で支え、ジンバブエの経済特区建設に参加し、農業、加工製造業、教育、衛生分野の両国協力を推進する」と表明した。

　ロウハニ大統領との会談では「中国はイランとの関係発展を強く重視している。双方は上層部の接触や各分野の交流を継続し、戦略面の相互信頼を強化する必要がある。『1ベルト、1ロード』（シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード）を主軸、コネクティビティと産業協力を支点に、実務的互恵協力の広範囲の発展を後押しする必要がある」と強調した。

　フン・セン首相との会談では「中国・カンボジア関係は重要な発展のチャンスを迎えている。中国側はカンボジアとの包括的・戦略的協力を揺るがず推し進め、カンボジアの安定と発展の維持を揺るがず支持する。両国は伝統的分野の協力を推し進めるとともに、『1ベルト、1ロード』の枠組みでインフラ・コネクティビティ協力を強化し、シハヌークビル港経済特別区をしっかりと運営する必要がある」と強調した。（編集NA）

　「人民網日本語版」2015年4月24日