白氏によると、現在多くの学生がネットでアニメを視聴しているが、ネット上のアニメの供給源が幅広いため、暴力的な描写のレベルもエスカレートし続けているという。2007年、深セン市の一部の学校で、奇怪な内容の『デスノート』が流行ったが、その発生源はネット上で流行していた日本のアニメだった。2014年8月2日、河南省洛陽市孟津県でアニメに夢中になった中学生2人が、マスクで顔を隠し、黒い長衣を身に着け、手に偽の鎌を持って公園に現れ、通りがかりの人々を驚かせたハプニングも起こった。
漫画・アニメ産業が発展した日本や韓国、香港では、実際かなり早い段階で、レイティング・システムが導入されている。例えば、香港では、アニメ作品は一般的に18歳を境に2つの等級に分かれている。通常、漫画の等級は作者と出版社が共同で決める。漫画には目立つところに等級が記載されており、もし販売元が成人漫画を子供に販売すれば、重罰に処される。文化部(文化省)・文化市場管理局は単に漫画・アニメを禁止するだけでは不十分だ。漫画・アニメは子供の心身や健康、国家の未来につながっており、我々はできるだけ早くしっかりとした制度を整備しなければならない。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年4月24日 |