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屋内PM2.5汚染状況報告 全吸入量のうち屋内吸入が8割

 

〇屋内で空気の質が良好な環境は、建物の17階以上

調査の結果、屋内のPM2.5濃度は、同時期の屋外のPM2.5濃度のほぼ67%と、建物が人体を大気汚染物質から守る役割を担っていることが明らかになった。張研究員は、「建物という要素が空気の質に影響を及ぼすことは間違いない。調査報告によると、同じ外部条件のもとで、オフィスにおけるPM2.5 の濃度レベルは、住居よりやや優れている。というのも、家庭には、調理や喫煙などの汚染の原因となる要素が多く存在しているからだ。一方、オフィスには通常セントラルエアコンが備えられており、PM2.5濃度を下げるのに一役買っている」と指摘した。

同じ建物内でも、17階以上のフロアーのPM2.5濃度レベルは、より優れている。また、大通りから500メートル以上離れた場所にある建物内の空気の質も比較的良好だ。これらの主な原因として、空気層が高ければ高いほど、大気の流動性が活発であるほか、幹線道路は自動車からの排気ガスの影響をかなり受けていることが挙げられる。

〇PM2.5濃度を上昇させる調理と喫煙

また、張研究員は、以下の通りコメントした。

空気清浄機やセントラルエアコンは、屋内の空気浄化に大きな効果があるが、窓を開けて空気を通すことは、屋外の大気状況によって効果がまちまちだ。屋外のPM 2.5濃度が1立方メートルあたり75マイクログラムより低い場合、窓を通した換気は、屋内の空気の質改善に有効だが、150マイクログラムを超えていると、換気をすれば室内の空気の質は悪化してしまう。また、調理、喫煙、掃除、その他塵が発生する作業は、屋内のPM2.5の発生に影響を及ぼす。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年4月24日

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