中国とパキスタンの間には、「全天候型の友情」がある。習近平国家主席は今回のパキスタン訪問で、この友好国に数百億ドル規模の開発支援という手土産をもたらした。新京報が伝えた。
習主席は21日にパキスタン議会で演説し、一連のプロジェクトの定礎式・除幕式に出席し、大型契約の締結を見守る予定だ。パキスタンの政府筋によると、両国は習主席の訪問中に460億ドル規模のインフラ投資協力協定を締結する。「中パ経済回廊」の開通が、そのうち最も重要な内容になる。
中国外交部(外務省)の劉建超部長補佐は、「中パ経済回廊の建設は実質的な段階に入っている。中国は回廊の建設に重要な資金援助を行う」と述べた。
パキスタン最大の経済紙は、「習主席は今回の訪問で32件のプロジェクトの契約に調印する。うち16件はエネルギー、5件はグワダル港の関連プロジェクトだ」と報じた。
習主席は複数のプロジェクトの定礎・除幕式に参加する。これには大手通信機器メーカー・ZTE傘下の中興能源有限公司の900MW級発電所、中国電力建設集団傘下の水電顧問集団が投資・建設する50MW級風力発電所が含まれる。
双方が調印する協定には、中国による「イラン―パキスタン天然ガスパイプライン」への融資に関する重要な内容が含まれる。このパイプラインは、パキスタンが必要とする天然ガス資源をもたらす。
現地メディアの報道によると、パキスタン海軍は中国から8隻の潜水艦を購入し、潜水艦隊の規模を倍に拡大する。この取引の総額については明らかにされていないが、フィナンシャル・タイムズは40−50億ドルの間と見積もっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年4月21日 |