北京辺境(出入国)検査ステーションは、乗継便のチケットを所有し、到着から24時間以内に他の国際便に乗り継ぐ予定で、「保安エリア」から出ないトランジット客を対象とした、出入国審査免除試行措置を、4月15日より実施することを明らかにした。北京青年報が報じた。
旅客は現在、出入国審査手続きのために、45秒から1分の時間を使っている。だが、新政策が実施されると、この時間はわずか10秒に短縮される。北京辺境検査ステーションの吉麗霞・署長補佐は、「現在のトランジット客数は、年間約100万人だが、これが2倍のスピードで増加する可能性がある」とコメントした。
中国人旅客は、首都空港で国際便の乗継ぎを行う際に、これまでならば、いったん入国手続きを済ませてから、再び出国手続きをしていたが、新政策が実施されると、1度の手続きで乗継ぎが可能となる。
出入国審査の免除は、決して「検査は行われない」という意味ではない。出入国検査部門は、審査を必要とする特別なフライトや旅客を対象に、例外的に審査を行う。他の旅客に関しては、航空会社職員が出入国証明読取機を使って旅客の情報を集め、出入国確認のスタンプを搭乗券に押す。今後、この手続きはさらに簡略化され、旅客情報は航空会社経由で審査部門にダイレクトに提出される流れとなる見込み。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年4月16日 |