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秦代の長城が新たに発見、全体像が明らかに

 

万里の長城の専門家、寧夏博物館元館長の周興華氏ら関係者はこのほど、寧夏回族自治区・甘粛省に跨る黄河流域を実地調査した際に、9本の秦代の長城を発見した。周氏によると、この9本の長城の発見により、「史記・秦始皇本紀」および「蒙恬列伝」「匈奴列伝」に記載されている秦の長城が一体化する。こうして西は臨洮、東は遼東に及ぶ万里の長城の全体像が、ついに明らかになった。新華社が伝えた。

これらの長城には石を積み上げた部分、黄土で造られた部分、山を切り壁にした部分のほか、高山の狼煙台がある。周氏は、「大廟村の集落と果樹園の土地にはかつて、南から北に流れる黄河の3本の山水溝があった。秦の時代、黄河北岸の匈奴は黄河を渡る際に、この溝に沿うようにして秦の領土内に入ることができた。秦はこれを封鎖するため、長城を築いた」と説明した。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年4月16日

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