米国財務省が現地時間の15日に発表した最新のデータによると、中国は今年2月に米国債154億ドル(1ドルは119.0円)を売却し、保有残高は6カ月連続で減少し、日本が中国に代わって米国最大の債権国になったという。中国新聞網が伝えた。
同省のデータによると、中国の2月の米国債保有残高は1兆2237億ドルで前月の確定値の1兆2391億ドルを下回った。中国の保有残高は6カ月連続で減少しており、昨年9月には34億ドル、10月には136億ドル、11月には23億ドル、12月には61億ドル、今年1月には52億ドルをそれぞれ売却した。
日本の2月の保有残高は1月に比べて142億ドル減少し、保有残高は1兆2244億ドルで、中国を7億ドル上回った。米メディアの報道によると、日本が前回、米国最大の債権国になったのは2008年のことだった。
3番目の債権国のベルギーも2月に保有残高を減らしており、1月の3546億ドルから3453億ドルに減少した。
数字を総合的に分析すると、2月末現在、海外の主要債権者が保有する米国債の残高は6兆1628億ドルで、前月比566億ドル増加した。ここから米ドルが引き続きグローバル資本の重要な避難港になっていることがわかる。
米国債を増やすこと、また減らすことについて、中国側は、「米国債市場は中国にとって重要な市場だ。増やすにしろ減らすにしろ、いずれも通常の投資操作行為であり、中国は市場のさまざまな変動に基づいて動的最適化と調整操作を進めていく」との見方を示す。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年4月16日 |