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日系車の1-3月在中販売、やや回復 ネックは旧モデルの伸び悩み

 

某ドイツ車販売店の担当者は、「たとえば、誤った製品の位置づけやタイミングを逸した新車の発売などが、日系車の不調を招いている。いまだに、彼らの新車開発は、単なる旧型からのモデル・チェンジに依存しており、全新モデルの研究開発は少ないため、中国消費市場のスピーディな変化に追いついて行くことができない」と指摘した。

実のところ、中国における市場シェアの低下に伴い、日系ブランドは軒並み、自社製品そのものが抱える問題点に意識を向け、「失敗を反省し、今後に備え」始め、戦略転換を模索するようになった。例えば、ターボチャージャー搭載車が世界にあまねく普及するようになっても、日系車は旧態依然のまま、空冷エンジンを固守し続けたが、多くの消費者はこれについて良い反応を示さなかった。自分たちの素晴らしい時代が過ぎ去った後、日系ブランドは、一挙にターボエンジンへの転向を試み、時代の流れに追いつこうとした。発売されたばかりの広汽トヨタの新世代ハイランダーには、旧型2.7Lエンジンに取って代わり、全新型2.0Tエンジンが搭載された。一汽トヨタの新型クラウンは、元の2.5 Lエンジンを保留したが、今年後半には、3.0Lエンジン搭載旧モデルに代わり、2.0Tエンジン搭載モデルを発売する。日産が年末に発売予定の新型キャシュカイにも、ターボエンジンが搭載される。

このほか、日系ブランドは、現在好調なSUV市場に、さらに続々と強力な新車を投入する。ここ数年、SUVに力を入れている東風日産は、新エクストレイルを発売した昨年に続き、今年初めにヴェヌーシアSUVT70を発売、今年後半には新型キャシュカイや新型ムラーノを発売予定。キャッシュカイは、中国市場で発売を開始した2008年以来、初めてのモデル・チェンジとなる。ホンダも、SUVをきっかけに低迷状態からの挽回を狙っており、間もなく開幕する2015年上海モーターショーでは、中国人消費者をターゲットとしたSUVコンセプトカーを発表する。また、同モーターショーで同時に発表する2015年型東風ホンダCR―Vは、エンジンは現有の2.4L型から、2.4L最新型i-VTECへ、トランスミッションは現在の5速ATからCVTへ、それぞれグレードアップする。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年4月14日

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