螞蟻金融サービス集団は9日、博時基金管理有限公司、上海恒生聚源データサービス有限公司、中証指数有限公司とともに、世界初の電子商取引をめぐるビッグデータ指数「中証淘金ビッグデータ100指数」を発表した。この指数と連動したファンド商品がすでに審査承認手続きに入っており、保証ファンドと指数ファンドが今月中旬から下旬の間に市場に登場する見込みだ。
博時基金の王徳英副総裁は、「淘金100指数」は螞蟻金融のビッグデータプラットフォームをよりどころとし、大量のインターネット電子商取引のビッグデータに基づくもので、業界の将来の収益状況と繁栄レベルを予測するとともに、これを土台として株式銘柄100種類を選定して資産運用構成を組み立てる」のだという。
現在、中国の電子商取引総額は社会消費財小売総額の約10%を占めるに至る。これまでのような金融機関の調査研究で得られたデータに比べ、電子商取引の全サンプルとリアルタイムデータを利用する新指数は、各産業の変化をより直感的でリアルタイムに反映するものとなる。
博時基金によると、適時性が大いに高まったため、これまでの指数が半年に1回、指数を構成する銘柄を調整していたのと異なり、淘金100指数は毎月1回、サンプル銘柄のチェックを行う。こうすれば指数がよりリアルタイムに市場の動態や変化を反映できるようになり、市場をより素早く、より確実に追跡する役割を果たせるようになるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年4月10日 |