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中国人はなぜ大挙して日本に桜を見に行くのか?

便座ブームの余波が続く中、桜の花見ブームが再び起きる。

清明節(4月5日)の連休前後、中国人観光客が花見のシーズンを迎えた日本を大挙して訪れたことで、多くのホテルが満室となったほか、桜の名所が中国人観光客であふれ返った。データを見ると、今年の1月~3月、観光ビザで日本を訪れた中国人観光客は70万人近くとなり、すでに2014年の年間訪日中国人観光客数とほぼ同じ水準に達している。中国人はなぜこんなにも日本で買い物や旅行をすることが好きなのか?中日間の多くのわだかまりが解決していない状況を考慮すると、このような「好き」という感情は、より考えさせられる。北京商報が伝えた。

まずは、これは一方を得ようとすると一方を失うようなトレードオフの関係性ではない。つまり、日本に行って桜の花を観賞し、買い物をする中国人が多いからといって、中国の景勝地が客を失うというわけではない。一部の中国人が海外に渡って日本の桜を鑑賞する一方、同様に一部の中国人は山や川を越えて中国国内の桜の花を観賞している。前者のニーズは、国外市場がなかったとしても、国内市場を簡単に活性化させるものではない。富裕層の中国人はますます増えつつあり、それにともない旅行のニーズも高まっている。国内と海外の2つの旅行市場は、共に急速に膨れ上がったケーキを分け合っているだけで、後者もケーキをお腹いっぱい食べているのだから、決して海外市場が国内市場のケーキを奪っているわけではない。

次に、海外旅行をする人は本来、中間所得層と見られており、日本へ行くことは相対的に所得に見合った行動と言える。実際、今現在、海外旅行に行って買い物をしている中国人は、中間所得層がメインだ。日本に旅行に行くのは、恐らく距離的に近く、旅行商品の種類が豊富で、公共秩序が整然としているからで、日本へ行って買い物をするのは、恐らく「メイド・イン・ジャパン」の名声が海外にまで轟いているからだ。中間所得層は、品質を追求するからには、旅行先がどこでもいいわけではない。このため日本旅行が中間所得層の最大の旅行先となっている。

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