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中国の「創客」、学ぶべきは日本の「匠の精神」

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日本企業が世界的にも評価の高いブランド製品(最終製品と中間製品を含む)を生産できるのは、長年続いてきた「匠の精神」のおかげだ。筆者はかつて、刃を製造する日本の中小企業を視察したことがある。この企業は1930年代末の創業当時、万年筆のペン先に切れ目を入れるカッターの刃を製造していた。同企業はその後、より薄く切れ味が鋭い刃を製造するため夢中で取り組みを重ね、最終的には紙よりもずっと薄い刃を作り出した。数十枚の刃を一列に並べ、1分間に3万回転させることで、硬い単結晶シリコンを100以上のチップにすばやく正確に切断することができる。その切り口は髪の毛の数分の一だ。これらのチップは携帯電話やパソコン、太陽電池、さらにはミサイルなどに無くてはならない半導体チップの原料になる。

我々は、今ある需要を満たす製品を開発し、さらには新たなニーズを開拓する「創客の理念」を提唱する一方で、すでに生み出された製品・サービスの向上に地道に取り組み、より良くより精錬されたものを作り出す「匠の精神」を提唱する必要がある。中国の持続可能な発展には、「創客の理念」と「匠の精神」という2つの翼が必要なのだ。(編集SN)

「人民網日本語版」2015年3月31日

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