日中友好会館は11日、中国の大学生からなる代表団152人の歓迎レセプションを開催した。同代表団は、日本の社会を深く理解し、中日青年間の友好交流を推進することを主旨としている。新華網が伝えた。
中国各地の大学生152人からなる代表団は、10日から17日まで日本を訪問する。この期間、代表団は日本のいくつかの大学を訪問して日本の大学生と交流を図るほか、日本の歴史遺産、最先端科学技術に関する参観・視察を行う。訪問地は、東京、京都、奈良で、一晩のホームステイ体験も用意されている。
奇しくも11日は、東日本大震災の4周年だった。日中友好会館の江田五月会長は、あいさつの中で、東日本大震災発生後に中国が提供した援助に対して感謝の意を表し、「中国の大学生が本当の日本の姿を感じて、広く友人を作り、両国の相互理解が増すことを希望している」と述べた。
代表団の王占起団長はあいさつで、「今回の代表団は歴代最多人数にして最大規模を誇る。お互いの理解を深め、日本に発展しつつある中国の姿を見せたい」と述べた。
在日本中国大使館友好交流部の汪婉参事官は、「中日友好関係を築くには、双方向の交流が必要だ。より多くの日本人、とくに若者が中国を訪れ、中国を理解してほしい」と述べた。
同日、中日の各学生代表は共同で、「中日大学生友好提議書」を発表し、「中日両国の青年の心の扉を開き、誠実に向き合い、共同で両国関係を考え、積極的に推進しながら対話や交流に参加する」「両国の歴史や文化を積極的に理解し、障害を取り除き、両国の平和と友好を維持する」「共同で時代の挑戦に対応し、アジアおよび世界の繁栄と発展に尽力する」ことを提唱した。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年3月15日
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