この点を、タイ政府が知らないはずはない。しかし、タイが最終的に中国の高速鉄道と日本の新幹線のどちらを選ぶかは、非常に複雑な事情が絡み合っているため、価格が安い、技術が良いという単純な要素だけでは決まらないだろう。政治や、時にはビジネス上のリベートなども検討しなければならない。どちらにしても、この件は先が読めない。最終的な結果は一つ、あるいはいくつかだけの要素で決定されるのではなく、多くの要素によって総合的に決定される。
風雨に晒されることなく、虹を見ることはできない。どのような結果になろうと、これは、中国高速鉄道が世界市場開拓に向けて必ず通らなければならない道だ。そして、中国高速鉄道は、世界の真の強者にならなければならない。技術革新、市場競争など総合的な分野で改革を進め、唯一無二の、他に代えが効かない存在となり、日本やフランス、ドイツなどのライバル国を撃ち破らなければならない。当然、これを実現するためには、政府の適切な支援も欠かすことはできないだろう。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年3月10日 |