中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は5日の定例記者会見で「中国の釣魚島(日本名・尖閣諸島)宣伝ウェブサイトの英語版、日本語版に対する日本側の抗議および不当な削除要求を中国側は受け入れない。歴史を直視し、事実を尊重するよう日本側に改めて促す」と表明した。
――日本の菅義偉内閣官房長官が4日、中国が釣魚島宣伝ウェブサイトの英語版と日本語版を開設したことについて抗議し、削除を求めたことを明らかにしたうえで、「釣魚島は中国が最も早く発見、命名、利用したとの中国側の主張は事実の歪曲であり、全く受け入れられない」と表明したことについて、コメントは。
釣魚島及びその附属島嶼は中国固有の領土であり、これには十分な歴史的根拠、法理上の根拠がある。日本の内閣官房長官が中国側の主張は受け入れられないと考えているとのことだが、事実は事実であり、日本側が主観的に受け入れたくなくとも、客観的にこの事実は変えようがないということを指摘しておきたい。
中国の関係当局によるこのウェブサイトの開設は、釣魚島問題の歴史的経緯および中国側の一貫した立場を人々がより良く理解するうえでプラスだ。中国側は日本側の不当な要求を受け入れない。歴史を直視し、事実を尊重し、問題の適切な処理のために建設的努力を払うよう日本側に改めて促す。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年3月6日 |